1985-04-10 第102回国会 衆議院 法務委員会 第13号
またこの問題に戻りますけれども、戸塚事件というのは、皆さん専門家だから言われなくてもわかっていると言われるでしょうが、自白が取りつけられないと非常に罪状の成立が難しい事件じゃないかと私は思います。また、専門家に聞きましてもそう言われますし、訴因そのものがかなり無理があるなどいう意見を持つ、実は弁護士だけじゃなしに、友人の検事もおりました。
またこの問題に戻りますけれども、戸塚事件というのは、皆さん専門家だから言われなくてもわかっていると言われるでしょうが、自白が取りつけられないと非常に罪状の成立が難しい事件じゃないかと私は思います。また、専門家に聞きましてもそう言われますし、訴因そのものがかなり無理があるなどいう意見を持つ、実は弁護士だけじゃなしに、友人の検事もおりました。
基本的に、戸塚事件もそうでありますけれども、ほかの一種の確信犯といいましょうか、政治事件で被疑者となった行為者が、その行為を正当な行為と自覚し認識して行われた類型の犯罪においては、一般の犯罪とは性格上異なっているので罪証隠滅のおそれも乏しいと考えられますが、そういう認識があれば保釈の可否に非常に大きな影響を持ってくると思いますけれども、そういう一種の確信犯というのでしょうか、今申し上げた性格の犯罪を
私は先般もあなたに申し上げたが、それが戸塚事件のようなことを起し、また今度のような事件になる。今度の場合でも、もしあの諸君が常に都民諸君と接触している警官だったならば、同じ警棒を持っても、警棒の使い方が違うと思う。鉄かぶとの使い方が違うと思う。あなた方は予備隊というものをそうならせておる。
○茜ケ久保委員 私は幾たびか総監とこういう席で相まみえておりますが、総監の個人的なことについては何ら容喙するものではありませんけれども、先般の戸塚事件による予備隊の暴行の処置について、あのとき総監に、あなたは部下の処置はされたようであるが、あなた自身辞表をお出しになる御意思はないかとお尋ね申し上げた。
だのに、戸塚事件の場合には予備隊の十数名の関係者だけでなく中隊長初め全部行っておる。これはおかしいと思うのですよ。被疑者だけ連れていって、その他の者は一応帰ってもらうのが当然だと思う。その他の中隊長以下も同行しておるというのは一つのデモです。一方の三和の諸君が数人しか行かなかったのは当然だと思う。片方は予備隊の実に屈強な乱闘要員です。
そこで問題になりますのは、戸塚事件等に対しましては、警察官の行為がよくなかったということは事実であります。だからこれに対する処分をされた。しかしこれは社会の一般犯罪としてものを考える、通念的に考えて参りますれば、ありふれた一つの事件であります。だから処分はそれでよろしいかと思う。しかしもう一つのこの思想調査というものは、ありふれた社会の犯罪ではございません。